郵政とファミマの海外配送サービス、ATM設置…訪日客の取り込みへと動く

2016年04月24日 16:13

画・郵政とファミマの海外配送サーヒ_ス、ATM設置…訪日客の取り込みへと動く

訪日外国人の増加を受けて、日本郵政とファミリーマートがタッグを組み、新たな事業展開に乗り出す。業務提携に基本合意した両社は、海外配送サービスとゆうちょATMの導入拡大で、訪日外国人の集客を図るとした。

 訪日外国人の増加を受けて、日本郵政<6178>とファミリーマート<8028>がタッグを組み、新たな事業展開に乗り出す。業務提携に基本合意した両社は、海外配送サービスとゆうちょATMの導入拡大で、訪日外国人の集客を図るとした。

 海外配送サービスが実施されると、訪日外国人が購入した土産などを日本のファミマから海外店舗に送り、本国で受け取れるようになる。観光庁の発表によると、昨年における訪日外国人の旅行支出は、一人あたり平均176,167円で、旅行消費額は総額で3兆4,771億円。土産品は菓子類、その他食料品・飲料・酒・たばこ、医薬品・健康グッズ・トイレタリー、化粧品・香水の順で購入率が高い。買い物場所は空港の免税店(61.8%)、百貨店・デパート(60.3%)、コンビニエンスストア(59.8%)の順である。コンビニで土産物を買う人はそんなに多くないとしても、ちょっとした買い物ついでに嵩張る土産物を送ってしまおうと考える人は多そうだ。まずは、今年度中に約3,000店舗を展開する台湾でスタートし、状況によってタイや中国に拡大する予定。

 また、全国のファミマ店舗でのゆうちょATM導入拡大も、訪日外国人の需要に応える形となりそうだ。訪日外国人が利用した金融機関は、昨年でATMの利用率が7.4%に上り、銀行・郵便局や空港の両替所の約2倍多い。単にATMの数を増やそうとするのではなく、コンビニ用に開発した小型ATMを2,000?4,000台導入する予定。16言語に対応し、海外発行カードも利用できる。

 ファミマは今年9月にユニーグループ・ホールディングス<8270>と経営統合し、両社を合計すると約18,000店舗を超えることになる。ライバルであるセブンイレブン<3382>に次ぐ規模になるが、日商においてもセブンイレブンが上手で、10万円以上も差がある。今回の業務提携で、訪日外国人の”ついで買い”にも期待したい。(編集担当:久保田雄城)