石破茂総理は千葉県・幕張メッセで開催中の「CEATEC(シーテック)2024」(18日まで)オープニングレセプションにビデオメッセージを寄せ、参加者らに「(皆さんの)積極的な経営判断を後押しできるよう、成長力に資する国内投資促進に取組む」との考えを伝えた。
石破総理は「CEATECは記念すべき25回目の開催を迎え、『Innovation for ALL』をテーマに経済発展と社会課題の解決につながるデジタル技術を用いた最先端機器やサービスが展示されると承っている」と意義を評した。
そのうえで「本年はAI(人工知能)に特に焦点を当てて、その中核を担うエキスパートの方々が集結されると伺っている。生成AI等の登場による急激なデジタル化の進化で、世界は新たな時代の変化に直面している。この変化に対応し、日本経済の活性化と成長を加速させるため、政府してもイノベーションの促進に一層力を入れていく」と語った。
また「AIを始めとしたデジタル技術はコストカット型の経済から高付加価値創出型の経済へと移行するために欠かせない要素。地方においても半導体製造工場などの投資は既に大きな経済効果をもたらしており、雇用、所得を生み出す牽引役になっている」と述べた。(編集担当:森高龍二)