東芝は、7月29日(英国時間)、スマートメーターの製造、販売を行うスイスのランディス・ギア社(L+G社)の株式の取得に関する手続きを完了し、L+G社は同社グループの一員となった。
同社は7月25日に産業革新機構(以下、INCJ)とL+G社への共同出資に関する契約を締結しており、INCJのL+G社への出資比率は40%となる予定。今回のL+G社の株式取得により、L+G社の取締役会に取締役を派遣し、出資比率に応じた議決権を持ち、経営権を確保するという。
なお、同社は社内カンパニー「社会インフラシステム社」内に「ランディス・ギア統括部」を8月1日付で新設し、L+G社の円滑な事業運営を支援していく。今後、L+G社が同社グループの一員になることで、スマートコミュニティ事業の展開をグローバルに推進。この事業分野の売上高を現状の約3,000億円から2015年度には約9,000億円となるよう目指す。