4月期、ダイドードリンコは前年同期比10.4%増

2011年04月26日 11:00

 ダイドードリンコは25日、4月度(3月21日から4月20日)の販売実績が前年同期比10.4%増となったと発表した。

 なかでも、ミネラルウォーター類は前年同期比の60.4%増、スポーツドリンクなどの機能性飲料が前年同期比の42.3%増、茶系飲料が前年同期比の12.2%増となっており、各部門、飛躍的な伸び率をみせている。同社によると、ミネラルウォーター等の需要増加に加え、被災エリアにおいて早急な自販機オペレーション体制の復旧に努めたことが要因に挙げられるという。

 被災地では電力の復旧とともに、自動販売機に行列ができた地域もあり、未曾有の災害時において、その社会的意義の高さが実証されている。

 現在、電力不足の問題により、自動販売機の必要性が話題にのぼるなど、その価値に対する賛否両論が唱えられているが、飲料業界では東京電力管内の自動販売機の7月~9月、最大使用電力の25%以上削減を実施すると発表している。飲料各社は自販機の価値を伝えつつ、社会との共生に努めていく構えだ。