東日本大震災の影響に伴って東京電力管内の深刻な電力不足が懸念され、大規模な省電力への取り組みが求められている中、富士通は21日、同日発表された企業向けノートPC「LIFEBOOK」の新機種に「ゼロワットACアダプタ」や「ピークシフト」機能などの節電機能や電力制御機能を提供することを発表した。5月下旬からの無償提供を予定している専用ソフトウェアを導入することで、新機種だけでなく、これまで発売してきた機種についても「ピークシフト」機能の利用が可能となる。
「ゼロワットACアダプタ」は、待機電力を限りなくゼロに近づける同社独自の省エネ機能「ECO Sleep」に対応しており、電源オフ時や休止状態時に必要以上の電力供給をストップする。「LIFEBOOK E741/C」においてはカスタムメイドオプションにて対応し、「LIFEBOOK S761/C」および「LIFEBOOK P771/C」、「LIFEBOOK P701/C」においてはオプションにて対応する。「ピークシフト」機能は、ACアダプタ接続時でもあらかじめ設定した時間帯は自動的にバッテリーから電源を供給する機能で、新機種と従来機種について、5月下旬から提供を予定している専用の無償ソフトウェア導入することで利用できるという。