民主にとって集団自殺に等しい結果にとの声も

2012年11月15日 11:00

 新党大地の鈴木宗男代表は14日、「違憲状態といわれる衆議院議員選挙小選挙区での一票の格差是正と定数削減を今国会で実現しないで解散を口にした野田総理にびっくりした」とし「集団自殺行為だという声を民主党はどう受け止めるのか」とのコメントを発表した。

 鈴木代表はそのうえで「近いうちの約束、民主党内の野田降ろしとも取れる動き、第3極の準備が進まないうちになど、さまざまなことを考えての判断だろう」と十分に考えられたうえでの発言との認識を示し、「民主党にとって集団自殺と等しい結果になると沢山の人が言ってくる。わたしも、そう思いながら、選挙は時に水ものであると思う」とし「新党大地としても、ここはしっかり対応したい」とした。

 ただ、TPP解散で農村、地方部で壊滅的打撃を受ける選挙突入より、自ら身を切る議員定数の大幅削減を自民・安倍総裁に確約させて選挙突入する野田総理の戦略は民主へのダメージを軽くする選択との見方もある。(編集担当:森高龍二)