草川昭三参議院議員(公明党)は10日の参議院予算委員会で、国民年金運用3号で通知を出した課長が更迭されたのに、政務官は給料の返納のみというのは身内に甘すぎないか、政務官を更迭すべきだ。また細川大臣も人任せで無責任。身を引くべきと追求した。
これに対し、菅直人総理は「(課長に対する処分も、政務官に対する処分も)細川大臣自らが考えて処分されたので、その判断を可としたい」と細川律夫厚生労働大臣の判断を支持した。
また、細川厚生労働大臣は「監督不行き届きの責任を重く感じており、反省をし、自らの大臣俸給を返納する(昨年9月就任時から今年4月まで)。3号被保険者の不整合を解決し、年金に対する国民の信頼を取り戻すことが責務」として、身を引く考えのないことを述べた。(編集担当:福角忠夫)