インテージが関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)の20歳から59歳のビジネスパーソン男女800人を対象に、2月2日から4日にかけて行った「仕事に関する意識調査」で89.6%の人が生活のために働いていると答え、72.0%がお金を稼ぐために働いているなど、暮らしのための労働意識の高いことが分かった。逆に、自分を成長させるため(31.4%)やプライベートを充実させるため(28.5%)など自己成長や自己実現のための動機付けは低かった。社会貢献のためといった回答は13%と更に低かった。
一方、何歳まで働きたいと思うかでは20代男性では60歳ぐらいまで、30歳代と50歳代、女性の50歳代は65歳くらいまで、女性の20歳代から40歳代は「可能な限り働き続けたい」と思う人が最も多かった。
このほか、今の仕事に満足を感じているかに「満足している」は10.6%、「やや満足している」は36.4%と約半数の人が満足感を持っていた。満足していない人は26.7%だった。
また、転職については49.4%が「今のところ転職する気はない」とし、理由では49.1%が「次の仕事を見つけるのは大変だから」と回答。「職場の居心地が良いから」という回答も45.1%と比較的高い数値にあった。逆に転職したいと考える要因のトップは「給与が安いから」(50.6%)、「やりがいを感じないから」(34.2%)などだった。
(編集担当:福角やすえ)