ドイツの「iFデザイン賞2011」、コクヨ・ニコンが受賞

2011年02月25日 11:00

 ドイツ・ハノーバー工業デザイン協会(iF International Forum Design GmbH)が主催する世界的に著名な工業製品デザイン賞「iFデザイン賞2011」が昨年末に発表されている。

 「iFデザイン賞」は、ドイツのハノーバーを拠点とするドイツ・ハノーバー工業デザイン協会が1953年から主催し、毎年全世界の工業製品を対象に優れたデザインを選定する国際的に権威あるデザイン賞だ。例年、世界各国から多数の応募があり、工業製品を中心として、交通・乗り物、コンピューター、オフィス/ビジネス、キッチン/家庭用品、医療/ヘルスケアなど、16カテゴリーからなっており、デザイン品質、革新性、機能性、人間工学、環境への対応、安全性、ユニバーサルデザインなどの基準に基づいて総合的に評価し、厳正に審査される。本年は世界43カ国から2,756点の応募総数のうち、993点が受賞したという。

 日本ではコクヨグループのコクヨS&Tのオリジナルブランド「trystrams(トライストラムス)」のデスクトップアクセサリー、電子計算機、プレゼンテーションポインターなど5製品が「iFデザイン賞」を受賞している。

 また、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3100」が、「iFコミュニケーションデザイン賞」を受賞。「iFプロダクトデザイン賞」に続き、2つ目の受賞となった。今回ニコンは、「D3100」の特長である、デジタル一眼レフカメラ初心者でも簡単に使いこなし、スキルアップできるガイドモードのメニューを中心としたGUIデザインを「プロダクトインターフェース部門」に出品。そのユーザビリティー・美観・ユニークさが評価され受賞に繋がったという。

 なお、授賞式は、3月18日にミュンヘンのBMWワールドにて開催される。