在日米軍 日本とアジア太平洋地域の安全に重要

2011年02月24日 11:00

 菅直人総理は23日の党首討論で在日米軍に対する認識として「日本とアジア太平洋地域の安全に大変重要な役割を果たしている」と安全保障上、対外的な抑止力になっているとの考えを示した。

 また、沖縄に駐留している米軍海兵隊の抑止力に対し、鳩山由紀夫前総理が「方便」と発言したことには「率直に言って、驚きました」と答えた。

 これは、山口那津男公明党代表が沖縄駐留米軍海兵隊に対する認識を追及したのに反論したもの。

 この日の党首討論で、山口公明党代表はニュージーランドの地震被災に関連して耐震化外交の推進を提案。菅総理は「提案を踏まえ、国際的に貢献できるようにしたい」と前向きに答えた。

 意見が合ったのは耐震化技術を通した外交政策のみで、これ以外では、外交、防衛ともに論戦となり、山口代表は「防衛大綱の見直しを含めて議論すべきだ」と菅内閣の外交・防衛政策を批判した。
(編集担当:福角忠夫)