北澤俊美防衛大臣は22日の衆議院安全保障委員会で大臣としての基本的な考え方を語った。
この中で北澤防衛相は次の5点など、主な考えを述べた。
(1) 北朝鮮の核ミサイル問題は依然として予断を許さない状況であり、情報収集など、その対応に努める
(2) 中国については防衛費を継続して増加させており、注視するとともに、軍事力の透明性を働きかけていく
(3) 我が国の安全保障に「動的防衛力」という新たな考え方を導入した。これの実現に向け、自衛隊の装備や人員等、抜本的な見直しを行っていく
(4) 日米同盟を21世紀にふさわしいものに深化させていく
(5) 普天間基地移設について、昨年5月の日米合意に基づきすすめるが、沖縄の負担軽減に努めるとともに、沖縄県民の理解を得る努力を行っていくなどをあげた。
(編集担当:福角忠夫)