野村総合研究所(以下「NRI」<4307>と日本ユニシス<8056>は、これまでそれぞれが培ってきた銀行業界およびその業務に関する知識、ソリューション力を相互補完的に活用し、より先進的で競争力のある提案を銀行向けに実施、協業を開始するという。
具体的な内容としては、日本ユニシスが開発したオープン勘定系システム「BankVision(R)」および「BANKSTAR(R)」を活用した銀行向けのソリューションを両社共同で提案・導入。また、NRIが開発し、提供しているインターネットバンキング共同運用サービス「ValueDirect」と、日本ユニシスが提供する銀行基幹系システム群をスムーズに機能連携させることにより、利用者のニーズに柔軟に対応できる商品・サービスとして提案する。
さらに情報系等の多様なサブシステムの基盤コスト削減や運用の効率化をめざし、日本ユニシスは「サブシステム基盤診断サービス」を提供。その結果を受けたサーバ統合/クラウド化の実装工程について、「基盤構築サービスを日本ユニシス、ITマネジメントに関するコンサルティングをNRI」という体制で提案していく。
なお、今後も両社は、「既存ソリューションの共同営業」「相互サービスの連携」「ソリューション連携」「ソリューション共同開発」の4つの領域について協議を推進。厳しい経済・経営環境が続く中で、銀行は新たなステージに向けて、変化に迅速かつ柔軟に対応できるようなビジネス戦略を展開していくとしている。