パナホーム、2011年3月期第3四半期決算を発表

2011年01月31日 11:00

 パナホーム<1924>は、2011年3月期第3四半期連結決算を発表した。売上高は1,902億円(前年同期比6%増)、営業利益は37億円(同28億円増)、経常利益は37億円(同32億円増)、四半期純利益は10億円(同13億円増)と、売上、利益ともに前年同期を上回る形となった。

 今回、増収増益となったポイントの一つとして挙げられるのが、主力の戸建請負事業の好調ぶりだ。同社では「長期優良住宅」認定基準に標準対応し、環境性能に優れた商品を普及価格帯から取り揃え、幅広い顧客層に提供してきた。また2010年8月からは、光触媒技術により長期にわたって美しさを保ち、空気浄化機能で環境にも貢献するタイル外壁『キラテック』の強みを訴求するため全国一斉販促キャンペーンを実施。結果、戸建請負の受注高は前年同期比17%増加を記録している。

 さらにこれらの取り組みに加え、住宅ローン減税、住宅ローンの貸出金利の優遇、住宅エコポイントなどの各種施策が追い風となり、業績を押し上げた。事業全体の受注高は前年同期比9%増となり、第3四半期末受注残高は前年同期末に比べて6%増となった。

 なお、通期の連結業績予想に関しては、昨年10月の第2四半期決算発表時に上方修正しているため、今回は据え置いた。