三菱自動車、中期経営計画「ジャンプ 2013」を発表

2011年01月24日 11:00

 三菱自動車<7211>は20日、2011年度から2013年度までの3年間を対象とする新たな中期経営計画「ジャンプ 2013」を発表した。市場の変化に対応しながら、コスト構造も見直し、さらなる成長を目指す方針を打ち出している。

 具体的内容としては、まず製品面において電気自動車とプラグインハイブリッド車を2015年度までに計8車種投入するほか、燃費向上技術として2013年度からハイブリッド車を市場投入するなど、環境負荷の低減に積極的に取り組むとしている。また、地域専用車を廃止し、特に、今後大幅な需要増が見込まれる新興国においては、市場ニーズの高い小型車やSUVなどの世界戦略車に経営資源を集中させることで効率的な開発及び車種展開を図り、2013年度の小売ベースの販売台数計画を2010年度見通しに比べ28万台増した。一方、成熟市場では環境対応車や小型車を投入し、同9万台増とすることで、2013年度の世界販売台数は137万台を見込んでいる。

 生産体制に関しては、タイで第三工場を建設し、日本に次ぐ第二の輸出拠点と位置付ける他、中国でも新合弁会社を通じて生産増強を行い、ロシアでは新型SUVの生産を開始する方針だ。一方、国内拠点においては日産自動車 との軽自動車事業における協業等により国内生産台数の増加と効率化を図る。

 さらに、抜本的なコスト構造を改革するため、コスト低減を強力に推進する社長直轄の組織を立ち上げ、円高環境の中で最適なグローバル調達体制を構築するなど、2013年度の資材費を2010年度見通しに比べ約900億円低減する計画だ。

 同社は今回の中期経営計画で、2013年度に売上高2兆5000億円、営業利益900億円、当期利益450億円という業績目標を設定。2010年度の見通しを大幅に上方修正している。