統一地方選挙を控え、障害を有する有権者が投票しやすいよう投票環境の向上を検討している総務省の検討会のうち、投票所のバリアフリーなどを検討している第3検討チームは投票所施設の敷地から入口、入口から候補者名を記載する場所までの間に支障になるような段差がないか、また、スロープの勾配が適正か、人的介助要請に職員が即対応できる体制になっているか、障がい者や高齢者の視点で再点検し、必要な措置を講ずるよう各選管に要請するよう、改善案をまとめた。
障がい者が自書できない場合、代理(代筆)投票が可能であることも周知するよう、選管に総務省として要請していく方針だ。
このほか、投票所に車イスや車イス用の投票記載台、点字や拡大文字による候補者名簿、点字器、虫眼鏡、老眼鏡、文鎮など、障がい者や高齢者が投票しやすい備品などを準備することなども要請する方針だ。
(編集担当:福角忠夫)