自民党は来年度予算と税制に関する党としての基本方針を20日までに示した。「安心・安全の日本復活・民主党不況からの脱却」とのサブタイトルがついている。
また、政府予算案が具体的に示された時点で、その内容を精査し、自民党ならこうするという歳出内容を改めて示すとしている。
基本方針では「努力する者が報われるとの原則の下、長寿少子化時代にあっても温かく生きがいのある活力あふれる日本」を党が目指す国家像に掲げた。
その上で、来年度予算については「経済成長に即効性と持続性を持たせる内容にすべき」とし、「景気回復に乏しいものや経済成長を阻害するものは予算計上してはならない」としている。
今回の基本方針では、子ども手当、高速道路料金の無料化、農家の戸別所得補償、高校授業料の無償化を「バラマキ4K施策」とし、4Kの撤回をあげ、「給付は真に必要な人に限定すべき」と強調している。
また、基礎年金の国庫負担については「国庫負担割合は堅持すべき」とし、防衛予算については「削減に歯止めをかけるのが党の基本的考え」とした。
(編集担当:福角忠夫)