2025年太陽光発電システム構築市場18兆円に

2010年12月07日 11:00

 15年後の2025年における世界の太陽光発電システム構築市場は18兆3000億円と2009年の6.4倍に拡大しているとの分析結果が富士経済から6日、発表された。

 それによると、太陽光発電システムは2009年は2兆8500億円だったが、2010年は4兆500億円に拡大すると見込まれており、2025年には18兆3000億円になるとしている。

 また、太陽光発電システム構成機器市場も12兆6989億円と2009年の市場に比べ6倍になると予測している。中でも市場の大半を占める太陽電池は2009年(1兆6801億円)に比べ、2025年には8兆9978億円と5.36倍の市場が予想されていた。

 富士経済では「気候変動対策への関心の高まりとともに広く利用され始め、産業としての魅力が高まっている。今後、発電コストの低下が太陽光発電システムの需要を喚起する」として、市場の拡大を予測している。
(編集担当:福角やすえ)