ヤクルト本社<2267>は、インドヤクルト・ダノン社によるインドのバンガロール市での「ヤクルト」の販売を25日から開始したと発表した。
同社のインドにおける事業展開は、ヤクルト本社とフランスのダノンが50%ずつ出資するインドヤクルト・ダノン社が行っており、2008年1月からデリー市とその近郊で「ヤクルト」の販売を開始、2009年9月よりムンバイ市に拠点を設けるなど、その販売地域を徐々に拡大してきた。現在は、宅配および店頭で「ヤクルト」の販売を行うなど、2010年7月現在の販売店舗数は約1,700店舗、ヤクルトレディ数は約150名にもなっているという。
今回、「ヤクルト」の販売を開始するバンガロール市は、「インドのシリコンバレー」と称され、近年、ソフトウエア産業が急速に拡大し発展著しいインドの主要都市。人口もインドでは5番目に多い約570万人で、デリー市に次ぎ外国人居住者も多いことから、インドでのヤクルト事業活動を加速させていくうえで有望な市場と言えるだろう。同社では今後も、販売状況などを見ながら、周辺都市にも販売地域を順次拡大していく方針だ。
(編集担当:中里恵)