シード・プランニングは特定保健用食品、栄養機能食品、サプリメント、機能性飲料・菓子の市場の現状と将来展望について調査を実施した結果、いずれの市場も緩やかな右肩上がりとなり、2015年の市場は1兆9164億円と2009年(1兆6701億円)に比べ、14.7%の伸びになるとしている。
分析の中で、同社は「2010年以降、機能性食品と一般食品との垣根が低くなる。健康をアピールした商品でも味が良くなり、少々高くても健康志向のものを摂りたいという消費傾向が進み、健康志向の食品や飲料がこれまでより、日常に浸透した商品へと変化していく可能性がある」と需要を見込んだ。
また、「高齢者の増加にともない、健康志向商品を選ぶ傾向が強くなっていくことが予測される」とし、「人口構成を考慮した国の社会保障制度の今後の変革可能性などを考慮すると、市場は今後も緩やかな拡大傾向で推移していくことが見込まれる」という。
(編集担当:福角忠夫)