東海大学のチームが南アを一周するソーラーカーレースに参戦

2010年08月04日 11:00

 シャープ<6753>の太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカー「Tokai Challenger」が、南アフリカ共和国で開催されるレース「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010」に参戦する。

 「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010」は、太陽光のみを動力源に南アフリカ共和国をほぼ一周する、4,087kmのレース。東海大学チームは、昨年オーストラリアで開催されたソーラーカーレース「グローバル・グリーン・チャレンジ」にも参戦し、見事優勝を果たした実績がある。

 今回のレースでは、ドライバーにとして、1997年のパリ・ダカール・ラリーで日本人として初めて総合優勝した篠塚建次郎氏をはじめ、東海大学の学生や卒業生が起用される予定だ。

 ソーラーカー「Tokai Challenger」には、シャープが誇る世界最高クラスのセル変換効率30%の宇宙用化合物太陽電池(出力1.8kW)が搭載されている。同社は、日本で唯一、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に認定された太陽電池メーカーとして、今後も現在主力である結晶太陽電池と薄膜太陽電池に加え、化合物太陽電池の技術開発も進めていきたいとしている。
(編集担当:北尾準)