菅直人総理は30日、記者会見で、解散総選挙について「全く考えていない」と語るとともに、ねじれ国会の中での法案成立に向け「ひとつひとつの案件について、丁寧に説明をし、(野党のみなさんからも)賛成を得るようにしていきたい」と強調した。
菅総理は「野党のみなさんが全ての法案に反対されるということであれば法案は通らないですが、野党のみなさんも国民のことを考えて行動されると思う」として、合意できる部分が必ずできるとした。
さらに、財政再建など野党から協力を得やすい法案は別として、こども手当てや農家の戸別所得補償など、野党と対決するような法案についても「こども手当てについては1万3000円の上乗せをどういう形で行うかは議論しなければならないが、こども手当て(法案成立)には公明党の皆さんに賛成を頂いている。他の野党のみなさんに、どういう形であれば、ある意味で前向きな結論を得て、賛成頂けるのか、丁寧に説明をし、議論をしていきたい」とした。
(編集担当:福角忠夫)