国旗、国歌 閣僚夫々敬意を持って対応すべき

2010年04月28日 11:00

 国旗・国歌法案採択時に反対していた菅直人氏ら8氏が鳩山内閣に入閣していることから、国旗・国歌に対する政府の見解を尋ねた自民党・谷公一衆議院議員の質問に、鳩山由紀夫総理は「閣僚の国旗への一礼や国歌の斉唱については、閣議決定や閣僚間の申合せ等は行っていないが、我が国で、日の丸が国旗、君が代が国歌として定着していることは、多くの国民に認められているところであり、当然のことながら、閣僚夫々(それぞれ)が敬意を持って対応すべきものと考えている」と答えた。

 また、天皇陛下御在位20年記念式典には「内閣総理大臣を始め、海外出張中であった直嶋経済産業大臣を除くすべての閣僚が出席しており、出席した閣僚で国歌を斉唱しなかった者はいなかった」と出席閣僚の全員が国歌斉唱したことを報告した。

 これは、谷議員が「菅直人財務大臣、原口一博総務大臣、千葉景子法務大臣、赤松広隆農林水産大臣、前原誠司国土交通大臣、小沢鋭仁環境大臣、福島瑞穂内閣府特命大臣及び枝野幸男内閣府特命大臣の8名が国旗・国歌法案採決時に反対をしていることなどから、鳩山内閣の閣僚が国旗・国歌に関し敬意を持って対応されるかどうかについて、非常に懸念している」として、「閣僚が国旗に一礼し、国歌を斉唱することは当然の義務であると考えるが見解を問う」と質問していたもの。
(編集担当:福角忠夫)