鳩山由紀夫首相は3月は例年、自殺者が最も多い月だとして、25日のメールマガジンで不眠に着目した自殺防止キャンペーンの展開をアピールし「疲れているのに2週間以上十分眠れていないのは『うつ』のサインだそうです。不眠に悩む人が近くにいたら、思い切ってお医者さんに診てもらうよう勧めましょう」と協力を呼びかけた。
政府は3月を自殺対策強化月間と位置づけ、ハローワークや職場でのこころの健康相談にも力を入れる。
国内においては、ここ12年連続して年間の自殺者が3万人を超えており、閣僚の中には「うつ対策基本法のようなものが将来必要ではないか、また、多重債務問題への積極的取り組みが必要などの意見も聞かれている」という。
鳩山首相は「自殺をめぐる問題は大変複雑だが、不安を抱えた人に手を差しのべ、一人でも多くの人々のいのちを守る社会、支え合う社会にしたい」と友愛社会の実現への思いを語っている。
(編集担当:福角忠夫)