AF性能が大幅に進化した「EOS-1D Mark IV」が誕生

2009年10月22日 11:00

 キヤノン <7751> は20日、報道やスポーツ写真に最適なプロ用デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」を12月下旬に発売すると発表した。

 同製品は、従来のEOS-1D系の持つ基本性能を大きく向上させながら、さまざまなプロユーザーからの要望にもきめ細かく対応したプロ用デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルになる。新たに開発した約1610万画素のCMOSセンサー(APS-Hサイズ)と、高性能映像エンジンを2個装備したデュアル DIGIC 4を搭載。さらに、常用設定できるISO感度100~12800まで拡大しており、全域でノイズの少ない美しい画質を実現する。

 「EOS-1D Mark III」に比べ、最も進化したポイントとしてあげられるのは、AF性能だ。F2.8対応のクロス測距センサーを39点に配置した総測距点数45点の新開発AFセンサーを搭載することで、ピント合わせの精度を大幅に向上させた。さらに、新アルゴリズム「AIサーボAF II」の採用により、動きの速い被写体に対しても、早く確実にピントを合わせる、安定感と信頼性のあるAF性能を実現している。

 画素数においては、同社の中級機「EOS5D MarkⅡ」や、今月初めに発売された「EOS7D」よりも少ないが、約10コマ/秒の連写性能やF2.8対応の39点クロスセンサーなど、迅速さと正確さが要求されるプロの現場に対応できる実力を十分に備えている。

 キヤノンのEOSシリーズは、エントリークラスやミドルクラスのデジタル一眼レフモデルが順調な売上をみせている。同社は、この進化したフラッグシップモデルの年末に発売することで、佳境を迎えるライバルとのシェア争いに勝ち抜き、2009年度もトップの座をキープしようという狙いがある。
(編集担当:北尾準)