カゴメ、平成25年3月期第2四半期決算は増収増益で着地

2012年10月23日 11:00

 カゴメ<2811>は22日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。売上高は、前年同期比12.2%増の1,058億76百万円、営業利益は前年同期比31.4%増の75億3百万円、経常利益は前年同期比30.7%増の78億69百万円、四半期純利益は前年同期比88.0%増の56億73百万円となっている。

 現在、日本経済を取り巻く環境は、東日本大震災からの復興需要など生産力や個人消費の回復は見られるものの、引き続き原子力災害の影響に加え、欧州債務問題の深刻化や新興国経済の一段の減速などにより、依然として先行き不透明な状況が続いている。

 このような環境下、本年度は同社の中期経営計画の最終年度であり「売上の再成長」を最重点の課題として取り組んできたという。これらの活動の成果に加え、国内では東日本大震災の影響により前年同期は供給力が低下していたこと、本年2月にトマトジュースに含まれる成分にメタボリックシンドロームを予防する効果があると報道された影響が継続しトマトジュースをはじめとした関連商品の販売が好調に推移したことなどにより、売上高が伸長。また利益面でもトマトジュースの販売が好調であったことや、変化への対応力を上げることで生鮮トマトの市況が好影響したことにより、増収増益となっている。