温室効果ガス(GHG)の削減に取り組む昭和電工は、川崎製造所にGHG分解処理設備を設置し、同製造所から排出するGHGのほぼ全量を削減する。運転開始は来年3月の予定。
設備の設置により、排出権を購入することなく、京都議定書で定められた6%削減目標を自力で達成できるとしている。また、分解処理設備で回収するフッ素化合物の大部分を化学原料として再び有効活用することもできる。
同社は同議定書の取り組み期間である2008年度から2012年度の5年間平均においても削減目標を達成できるように取り組んでいくとしており、さらに、2020年、2050年の中長期のGHG削減についても重点課題として検討していくとしている。