システム開発の品質向上へ新会社 富士通

2008年06月03日 11:00

 富士通は、システム開発(SI)の品質向上のため、第三者としての品質検証と品質教育を行う「株式会社富士通アドバンストクオリティ」を東京・大田区の富士通ソリューションスクエア内に6月2日、設立した。業務は7月1日からの予定。

 新会社は(1)SIプロジェクトの第三者品質検証や(2)システムの技術指導ならびにシステム構築のコンサルタント業務(3)システム技術者育成のための教育研修ならびにコンサルタント業務(4)システムの技術および市場に関する調査研究を主な事業にする。資本金は5000万円(同社全額出資)、従業員25人でスタートする。

 「お客様システムの開発におけるいっそうの信頼性強化を図るとともに、品質管理技術とノウハウの伝承を行っていきます。さらに、お客様の情報システム部門やSIベンダー各社におけるSI品質の向上にも貢献していきます」と話している。