大気汚染物質 硫黄酸化物とばいじんは減少

2008年04月28日 11:00

 大気汚染物質は3年間で、硫黄酸化物とばいじんが減少し、窒素酸化物が増えていたことが、環境省が今月まとめた平成17年度大気汚染物質排出量総合調査果で分かった。

 調査は大気汚染防止法の規制対象工場・事業場から排出される硫黄酸化物、窒素酸化物、ばいじんの排出量等の動向を3年毎に把握するため実施しているもの。対象施設は18万4400にのぼっている。

 それによると、硫黄酸化物の年間排出量は1億9837万立方キロメートルで平成14年度実績に比べ、4・8%減少。ばいじんも年間排出量は5万7976トンと平成14年度実績比で4・5%減少していた。一方で、窒素酸化物は、年間排出量が4億3348万3000立方キロメートルで平成14年度実績に比べ2・4%増加していた。