「何故30円上がるのでしょうか・・・」。暫定税率復活で5月にはガソリンが1リットルあたり30円上昇するかもしれないという見通しを石油連盟が示したという記者会見での記者からの質問に、冬柴鐵三国土交通大臣は「上がるというのは、暫定税率が切れたからそうなるわけ(価格が上がるわけ)で、今、平均すれば21円70銭下がっています。それが何故30円上がるのでしょうか。それは、従来のガソリンの値段に戻るということだと思います。30円というのは行き過ぎではないかと思います」と価格上昇幅に対して理解できないとの考えを示した。
暫定税率について、冬柴大臣は「私としては、再可決となると言うよりは、これから審議が始まるわけですから、その中で十分議論していきたいです。4月17日も、地方の市町村長始め、議会の人もたくさん日比谷公会堂に集まられて、混乱を早く収束してほしいという要望をしておられました。私としては、もちろん一日も早く収束するために全力を尽くしてがんばっていきたいと思います。ただ、石油連盟のおっしゃる問題について、今後十分に政府においても考えていかなければならない問題だと思います」と語った。