2012年10月09日 11:00

 セブン&アイ・ホールディングス<3382>は4日、平成25年2月期第2四半期の連結業績を発表した。営業収益は2兆4,506億62百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は1,471億95百万円(同2.0%減)、経常利益は1,471億26百万円(同2.5%減))となり、四半期純利益は669億12百万円(同26.8%増)となっている。

 小売業を取り巻く環境は、個人消費については緩やかに改善しているものの、依然として厳しい状況にあり、欧州債務危機を巡る不確実性が高いなかで、今後の本格的な景気回復は不透明な状況となっている。

 このような環境の中、セブン&アイ・ホールディングスは北米における円高影響があったものの、コンビニエンスストア事業と金融関連事業は増益。しかしスーパーストア事業で食品を中心とした頻度品において、主に前年発生した東日本大震災後に伴う需要の高まりの反動減により、既存店売上高伸び率は前年割れとなった。

 なお、同日発表された連結業績予想も大幅な下方修正を行っている。