帝国データバンクは23日、2012年度の業界天気予測を発表した。100業界231分野で快晴から雷雨まで7段階に分類している。
その結果、「快晴」はなかったものの、エコカー補助金による需要拡大で上半期活況を呈した「自動車製造」(自動車)や投資攻勢が続いている「総合商社」など11分野は「晴れ」。 「繊維製造・紡績」(繊維)、「学習塾・通信教育・家庭教師派遣」(教育サービス)など42分野は「薄日」になった。
帝国データバンクでは「繊維製造・紡績」は新興国を中心に海外需要が今期も堅調に推移する見通しとしている。
一方、「出版社・出版取次」(出版・新聞)、「居酒屋チェーン・ビアレストラン」(外食)など11分野は「雷雨」のもよう。
帝国データバンクでは「出版社・出版取次」は「雑誌の広告収入・出版部数の低迷が続く」とし、「居酒屋チェーン・ビアレストラン」は「根本的な需要回復が期待できず、業態転換を迫られるケースが増える見込み」と厳しい市場を予測した。(編集担当:森高龍二)