世界自然遺産候補地の考え方整理へ初の懇談会

2012年08月24日 11:00

 林野庁と環境省は今後、新たな世界自然遺産の候補地を検討する際の考え方を整理するため、学識経験者からなる初の懇談会を28日に都内で開く。

 知床、小笠原諸島は世界自然遺産に登録され、奄美・琉球諸島については登録に向けた取組が進められている。懇談会では「登録による保全管理上の成果や課題を整理し、今後の世界自然遺産地域に求められる保全管理のあり方を検証する」としており、さらに「新たに世界自然遺産登録を目指す地域を検討する際の考え方を整理したい」意向。

 懇談会メンバーは兵庫県立人と自然の博物館の岩槻邦男館長ら6人からなる。 岩槻氏以外のメンバーはつぎのみなさん。大河内勇(独立行政法人森林総合研究所理事)、小泉武栄(国立大学法人東京学芸大学教授)、敷田麻実(国立大学法人北海道大学観光学高等研究センター教授)、中静 透(国立大学法人東北大学大学院教授)、吉田正人(国立大学法人筑波大学大学院准教授、国際自然保護連合日本委員会会長)。(編集担当:森高龍二)