日中友好でなければアジアの安定はない 輿石氏

2012年08月21日 11:00

 民主党の輿石東幹事長は20日午後5時からの定例記者会見で尖閣諸島をめぐる問題でギクシャクしている日中関係について、未来志向で良い方向へもっていく必要性を語るとともに「友好関係を築いていかなければアジアの安定も平和もない」と日中両国にとって互恵関係構築の重要性を強調した。

 また、この日の会見で輿石幹事長は衆議院議員選挙制度の改革や選挙での一票の格差是正への取り組みについて「(民主案、自民案)同時に議論するのもひとつの方法で、議運で決めていただきたい」とする一方、自民党などとの調整がつかない場合「民主党独自でも審議させてもらうという時がくるかもしれない」と最悪、民主党独自で議案審議する可能性に触れた。

 自民党は議員定数削減など選挙制度の改革は慎重にすべきだとして、違憲状態とされる一票の格差是正のみを先行させる「0増5減」を提案。これに対し民主党は議員定数削減もあわせて行いたいと0増5減の先行に否定的な姿勢をとっている。(編集担当:森高龍二)