小野寺防衛大臣 初の沖縄入り 意見拝聴が目的

2013年01月15日 19:18

 小野寺五典防衛大臣は15日夕、防衛大臣就任以来、初めて沖縄を訪問する。航空自衛隊那覇基地を視察するほか、仲井眞弘多沖縄県知事が療養中のため、県幹部と面談する。

 小野寺防衛大臣は15日の記者会見で「沖縄県のみなさんから、様々な意見を伺いたい」とし、意見拝聴が主目的とした。また「県幹部には政府としての考え方についても説明したい」とした。。

 一方、日米防衛協定指針のガイドラインについては「かなり細かい内容も入ってくるため、日米の役割、任務、能力をどのようにしていくかということが前提になる」とし「日米周辺国を含めた安全保障関係の情報交換から始まる」との認識を示した。

 また、安全保障と集団的自衛権の問題については「官房長官を中心に検討していくことになっている」と語った。

 小野寺防衛大臣は沖縄県下地島に尖閣を睨んでFー15を配備するとの一部報道について「下地島ということで検討していることはない」と否定した。(編集担当:森高龍二)