野田佳彦総理は２６日午後６時間からの記者会見で、同日午後に開かれた衆議院本会議で社会保障と税の一体改革関連法案の採決の際、特に消費税増税法案について民主党内から５７人が反対票を投じたことについて「大変残念だ」と述べるとともに「当然、党議拘束がかかっていた」として「これに対する対応をしなければならない」と党としての措置を「輿石東幹事長と相談しながら、党所定の措置にそって厳正に対処したいと考えている」と述べた。
一方で、野田総理は自民党の谷垣禎一総裁や石原伸晃幹事長が造反者に厳しい対応をしなければ、参議院での審議に影響する旨の発言が出ていることについて「（対応のあり方を）他党からいわれる筋合いはない」とけん制したうえで「党のルールにのせて対応していくが、発議の前に輿石幹事長と相談したい。また、（造反者が）反対した理由など精査する必要がある」と「だらだらと時間をかける考えはないが精査する」考えを示した。（編集担当：森高龍二）
