小沢、鳩山氏ら反対の中、消費税増税衆院通過

2012年06月27日 11:00

 社会保障のための安定財源確保を理由に消費税増税法案は26日の衆議院本会議で民主、自民、公明、国民新党、たちあがれ日本などの賛成多数で可決、参議院に送られた。小沢一郎元民主党代表はじめ鳩山由紀夫元総理ら民主党の中から57人の反対票が出るなかでの衆議院通過となった。

 法案は459票のうち、賛成が363票、反対が96票となった。
 鳩山元総理は「3年前、総選挙で訴えたま逆のことに賛成することはできない。シロアリ退治の前にみなさんに増税をしいることはできない」と反対票を投じた理由を語った。

 石原伸晃自民党幹事長は「60人近い反対が民主党からでている。民主党のガバナンスはどうなっているのか、怒りをもって投票をみていた」と民主党に政権与党としての資格がない旨強調した。(森高龍二)