野田佳彦総理は社会保障と税の一体改革関連法案について、25日の衆議院社会保障・税特別委員会でみんなの党の江田憲司幹事長の問いに答え「社会保障の機能強化をし、社会保障を安定させるため、社会保障を持続可能なものとすること、これが待ったなしの状況になっているとの認識の下で年金関係の2法案と子ども関係の3法案を提出させて頂き、修正に至ったということだ」と述べ、消費税増税のみが先行して「社会保障を置き去りにしたものではない」と強調した。
一方、江田みんなの党幹事長はこうした景気状況での消費税増税は「アクセルとブレーキを同時に踏むようなものだ」と批判した。これに野田総理は「社会保障と経済の成長は両立させなければならない。すべて包括的にやり遂げていかなければならないというのがわたしたちの基本的姿勢」と反論した。(編集担当:森高龍二)