民進党の野田佳彦幹事長は17日の記者会見で、安倍晋三総理の危機管理対応に言動が一致していないと違和感を示し、問題視した。
野田幹事長は北朝鮮の16日朝のミサイル発射に触れ「その前から安倍総理は随分とそのリスクを語っていた」と発射の可能性を認識していたことをあげ「アメリカも原子力空母カール・ビンソンを急派するなどの態勢をとっていた」と指摘し「そのときに、これまでの危機感をあおる発言とは裏腹に、土曜日に桜を見る会を開き、土曜も日曜も公邸におらず、私邸から通っていた」と問題提起した。
そのうえで「安倍総理がこれまで言ってきたことと、実際の行動の危機管理の対応には随分と違いがある」と指摘。「極めて奇異に映るし違和感を覚えた」と対応の在り方に疑問を投げた。
また、山本幸三地方創生担当大臣が滋賀県での地方創生セミナーで学芸員を一掃しないと、などと語ったことに「非常に問題の多い発言だ。極めて非常識な発言と受け止めており、厳しく反省を求める」と述べたうえで「大臣の資質が関わるような問題発言が続出しているが、ただただ(安倍総理が大臣を)守ろうとする姿勢ばかり目立つ」とこちらも問題視。「これだけ異常な発言が続くのは政権として緩みがあると言わざるを得ない」とし、委員会等で追及していく考えを示した。(編集担当:森高龍二)