石破茂元防衛大臣は28日のブログで、5月3日の憲法記念日に、BSフジの「プライムニュース」(午後8時~)に出演し、日本共産党の小池晃書記局長と『憲法』について討論することに触れ「良い機会なので、きちんと準備して臨みたい」と書き込んだ。
今年は憲法施行70周年にあたる。石破元防衛大臣は「小池議員とは委員会やテレビで何度か議論したことはあるが、このような形で討論するのは初めて」と書き込み「防衛庁長官や防衛大臣在任中、日本共産党の質問に対しては最も時間を割き、機関誌『前衛』や『しんぶん赤旗』などを丹念に読んだ。日本共産党は我々とは思想や立場が全く異なるが、理論的には一貫し、精緻なものがあるのでいつも手強い相手だった」と、3日の討論にも、相当、準備をして臨む姿勢がうかがえる書き込みだ。
憲法議論では、北朝鮮対策に、トランプ大統領が「全ての選択肢がテーブルの上にある」としていることに、安倍晋三総理が「軍事力行使も含む選択肢があるというトランプ政権の姿勢を高く評価する」としていることに、小池氏は「大変問題で、軍事的選択肢を結構だとすれば、米国が踏み切ろうとした際、日本の手足を縛ることになる」と強い懸念をしていることも含め、石破元防衛大臣はどのように、総理の発言を受け止めているのかも聞いて頂きたいものだ。憲法9条との関係についても、日本の行動の具体的選択肢がどこまであるのか、議論頂きたいと思う。(編集担当:森高龍二)