2019年4月30日に今上天皇退位へ

2017年12月02日 10:07

 今上天皇の退位が2019年4月30日と1日、同日開いた皇室会議を踏まえて、決まった。5月1日には皇太子が即位するとともに、同日、新元号が施行される。政府は来週の閣議で退位特例法の施行日を定めた政令を閣議決定し、正式に決定する方針。

 これに伴い、安倍晋三総理は「天皇陛下の御退位は約200年ぶりのことであり、憲政史上、初めての事柄。皇位継承に向けて大きく前進したことに深い感慨を覚えている」との談話を発表した。

 安倍総理は談話で「政府も、皇室会議の意見を踏まえ、速やかに施行日を定める政令を制定するとともに、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が、国民の皆様の祝福の中でつつがなく行われるよう、全力を尽くしていく」とした。

 2019年春には統一地方選があるため、選挙や予算国会の時期を考え、4月30日の退位の時期になったもよう。(編集担当:森高龍二)