小野寺五典議員(自民党、宮城6区選出)は2日の衆議院予算委員会で、津波被害で地域が壊滅した気仙沼市松岩地区を例に取り上げ、地区全体で高い場所への集団移転計画を地元で進めているのに、地区が低地ゾーンと盛土嵩上(かさあげ)ゾーンに分断され、盛土嵩上ゾーンでは4年から5年かかるといわれている。何年間仮設住宅に住まなければならないのか、集団移転事業について地区でまとまっている場合は分断せずにこれを優先するよう工夫を政府に求めた。
前田武志国土交通大臣は「まったく、その通りだと思う」と議員の提案を支持し「コミュニティが形成され、それが持続することが大事。(提案)実現に供するよう工夫する」と集団移転で地元プランに対応する工夫を約束した。(編集担当:福角忠夫)