議員歳費削減で本音ちらり 輿石民主幹事長

2012年01月24日 11:00

 国会議員の歳費削減について、輿石東民主党幹事長は23日「与野党が合意すれば、明日にでもできる話」としながらも「議員歳費が削減される。政党交付金ももらえなくなるとなれば、政治家になり手がなくなる」と歳費削減に乗り気でない本音の一端を伺わせた。

 輿石幹事長は「自ら身を切るということでは当然、歳費も対象になるだろうが、まず、議員定数削減から」すべきとの考えを強調。

 衆議院の議員定数では1票の格差是正に小選挙区で0増5減するとともに定数削減へ比例で80削減することを民主党として決めたが、「比例80の削減はマニフェストで約束した。現時点では党の方針、党の決定」とした。

一方で、城島光力民主党国対委員長らが比例にこだわらないで柔軟に野党との協議に対応していく姿勢を示していることに対し「民意を反映する選挙制度にすること」が目的であり、「民意を反映し、1票の格差もきちんと是正できる案を野党のみなさんも出して頂ければ良いと思う」として、比例については柔軟な対応姿勢もあることを伺わせた。(編集担当:福角忠夫)