安倍晋三総理は17日、都内で開かれた59回交通安全国民運動全国大会に出席し「政府としては世界一安全な道路交通を実現するため、子どもと高齢者の安全確保や高齢運転者の交通事故防止を重点として、官民一体となった取り組みを強化する」と語った。
また「先端技術の積極的活用や普及、安全、安心な歩行空間の確保など、道路交通環境の整備、交通安全意識と交通マナー向上等の諸対策を強力に推進していく」と述べた。
安倍総理は「昨年の交通事故死者数は昭和23年に統計を取り始めて以降、最少となった。これは、地域や職場において交通安全活動に取り組んでこられた皆様方の長年にわたる御努力のたまもの」と謝意を述べ「交通事故のない、安全で安心な社会を実現するため、引き続き国や地方公共団体と民間関係団体・ボランティアの方々、国民の皆様とが力を合わせて取り組んでいくことが重要」と呼びかけた。
交通事故日報によると、昨年1年間での交通事故死者数は3532人となった。都道府県で一番多いのは愛知県の189人。それでも前年に比べ11人減った。また2番目に多かったのは千葉県(186人)、3番目は埼玉県(175人)だった。(編集担当:森高龍二)