野田佳彦総理は9日、臨時国会が閉会したのを受けて記者会見し、今国会についての成果として、12兆円を超える第3次補正予算と復興財源確保法が成立し、復興庁設置法についても成案を得ることができたことから、被災地の復興を進めていく仕組みをきちんと揃えることができたとした。
一方で復興財源として予定されてきた国家公務員給与7.8%の削減法案をはじめとして郵政改革法案が成案を得られなかったこと、非正規雇用の適正化を図る労働者派遣法案の成案を得られなかったことについては「忸怩(じくじ)たる思いがある」と、やりきれない思いを示した。(編集担当:福角忠夫)