特措法改正、野党案ベースで柔軟に修正 枝野氏

2021年01月07日 06:44

 立憲民主党の枝野幸男代表は4日の記者会見で新型インフルエンザ対策特別措置法改正案の扱いについて「政府・与野党連絡協議会で実質的に国会審議に代わるような議論の場を開催しないといけない」との考えを示した。

 枝野氏は「政府の考えを示さず、時間だけが過ぎて、案がまとまったからすぐに採決ではこちらも困る。できるだけ公開の場で一致すべきは一致させ、できないならば違いを明確にする等、争点を明らかにするべき」と述べた。

 枝野氏は「野党案をベースにするなら柔軟な修正に応じる」とも語った。立憲は共産、国民、社民と共同で衆院に「新型インフルエンザ特別措置法及び感染症法改正案」を提出している。

野党の改正案では宣言下での知事の立ち入り検査や宣言下での要請・指示に応じた者への給付金の全額を国が負担する事、地方起債、医療などの施設・従事者への国の財政支援、行政検査以外の検査体制の整備などについての規定を盛り込んでいる。(編集担当:森高龍二)