JFEスチールは、ベトナム国家大学ホーチミン市工科大学(以下「HCMUT」)と、建設分野を中心とした鋼材の普及・促進等に関連する覚書を締結した。
同社は、J・スパイラルスチールパイプ社の設立以来、ベトナム国内の建設用鋼材の普及に努めてきたが、本年2月の同社オープニングセレモニーを契機にベトナム南部有数の工科大学であるHCMUTと交流を深め、建設用鋼材の普及強化について協議を進めてきたという。同社およびHCMUTは建設用鋼材のベトナムでの適用性に関する共同研究や、セミナーや研修を通じた日本の鋼構造技術の普及推進について合意し、本日同大学にて覚書を締結。今後、HCMUTと協力し、建設用鋼材とその特徴を活かした工法、安全・安心で健全な鋼構造物の普及を進め、ベトナムの社会資本整備に寄与していく。
また、両者は調印に引き続き、『社会資本整備に貢献する鋼構造技術の紹介』と題した技術セミナーを同大学にて開催。大学関係者、交通運輸省、ホーチミン市役所、コンサルタント、建設業者等、約200名が参加し、鋼構造に関する活発な議論が行われた