今回のニュースのポイント
・実質GDP上方修正への期待: 10-12月期改定値において、設備投資が速報値(前期比0.1%減)から1.3%増へと大幅に改善する見通し(第一生命経済研究所等予測)。日本企業の投資意欲が、株価反発の強固なファンダメンタルズとなっている。
・家計消費の「歪み」と底打ち: 1月の全体支出は実質1.0%減と物価高の影が残るものの、家庭用耐久財(家電・自動車等)が32.6%増と爆発。春闘の賃上げ回答を先取りした「攻めの消費」の芽が確認された。
・「内需主導」への構造転換: 輸出依存から、国内投資と個人消費が経済を牽引するフェーズへ。円高局面でも「日本株が売られない」ロジックが、公的統計の予測値によって裏付けられつつある。
昨日10日の日経平均株価は、前日の記録的暴落を打ち消す1,519円高を演じ、54,248円39銭で引けました。この反発を単なる「自律反発(リバウンド)」で終わらせないための材料が、今朝の市場にも揃っています。
昨夜のNY市場は、一時的な情報錯綜による原油価格の乱高下はあったものの、主要指数は底堅く推移しました。これを受け、日経平均先物は54,800円台まで買い進まれており、本日の東京市場は「5万4000円台の維持」から「5万5000円への挑戦」という、一段上のステージでの攻防が予想されます。
特筆すべきは、投資家の視線が外部環境から「日本経済の内需」へとシフトし始めている点です。本日発表予定のGDP2次速報(改定値)では、設備投資が速報値のマイナスから1.3%増へと大幅に上方修正されるとの予測(第一生命経済研究所等による)が強まっています。この数字は、日本企業が円高や海外減速を織り込みつつも、国内でのDX投資や省力化投資の手を緩めていないことを示唆しています。昨日の急反発は、こうした実体経済の「地力」を市場が再評価し始めたシグナルと言えるでしょう。(編集担当:エコノミックニュース編集部)













