国内の医療用医薬品市場2018年に9兆円超え

2011年08月19日 11:00

 富士経済は国内の医療用医薬品市場が2018年には2010年比で22.1%の伸びをみせ、9兆円を超える市場になると18日発表した。

 それによると、2010年の国内の医療用医薬品市場は医療費削減のための薬価引き下げ、国主導によるジェネリック医薬品の普及推進などの影響を超えて、高薬価の生物学的製剤や抗がん剤新薬の発売、インフルエンザの流行などを背景に緩やかに成長し、7兆5306億円となったとしており、今後も循環器用剤を中心に市場は動くが、がん関連用剤や関節・骨疾患治療剤、生物学的製剤で拡大が見込まれるとし、2018年には9兆1966億円規模になるとしている。
(編集担当:福角忠夫)