いよいよ夏本番、注目を集める”節電・暑さ対策グッズ”

2011年07月29日 11:00

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夏本番を迎え、ショッピングセンターやドラッグストアの店頭には、節電を意識しながら、暑さによる不快感を和らげることができるアイテムがずらりと並んでいる。

 全国的に高まっている節電ムードと連日続いた猛暑によって、今夏の消費市場のキーワードは”節電しながら暑さを乗り切る”ことだといっても過言ではなさそうだ。そんな中、「節電・暑さ対策商品」が注目を集めている。

 ひと口に節電・暑さ対策商品といっても、吸汗・速乾機能や接触冷感作用を持つ素材を使用したシャツや、卓上扇風機、うちわや扇子、水に濡らして首元に巻くバンダナなど、ジャンルやアイテムは多岐にわたる。ネット通販大手の「Amazon」の「トップセラー 暑さ対策グッズ」というページをのぞいてみると、「アイスノン」や衣類用の冷却スプレーなどが挙げられており、遮光カーテンやすだれ、涼感寝具などにも需要は広がっているようだ。

 ドラッグストアでは、制汗を促すデオドラント商品が店頭を賑わせている。例えば、男性用のデオドラント商品を多数揃えるロート製薬の人気ブランド「OXY」の「冷却デオシャワー」は、全身にミストをスプレーするだけで体温が下がり、汗ばんだ身体を冷やすことができ、汗を抑えてニオイも消すことができるアイテム。これを使用すれば、シャワーの後や出社直後でもクーラーの温度を必要以上に下げないで済みそうだ。その他にも、ウェットタイプのボディペーパー「冷却ボディタオル」には、50cm×30cmというタオルさながらのサイズがラインアップされており、男性であればシャツを脱いで全身を拭き、まるでシャワーを浴びたかのようなすっきり感を得ることができる。

 飲料業界に目を向けると、キリンビールが”氷を入れて飲む”新しいスタイルのビール「アイスプラスビール」を7月27日に発売するなど、こちらでも例年よりも大きくなるであろう暑さ対策商品の需要を狙った商品が発売されている。様々なメディアから聞こえてくる「節電」という言葉に追われ、「我慢」をして継続できなくなったり、熱中症などで体調を崩してしまっては本末転倒の感は否めない。自分なりのやり方で、無理せず、でいれば楽しく「節電・暑さ対策」に取り組もう。