高度経済成長が続く中国の2010年チェーンストア売上高は前年比21%増の5兆1097億元になる見込みと富士経済の中国現地法人中聯富士経済咨詢有限公司が2日、発表した。
それによると「有力チェーンは商品現地化の徹底、自社大規模物流配送センターの設立、サプライヤーとの提携強化など流通、販売面の整備、強化を図っているほか、家電量販店チェーンは農村への家電の普及策や下取り販売の奨励策により出店エリアの拡大が見込まれ、ドラッグストアチェーンは政府による医療改革により今後も成長が期待される」としている。
特に、2009年に比べ成長目覚しいのはホームセンターで41.6%の伸び。2010年の市場規模は1兆6000億元が見込まれている。同社では「国外の有名ホームセンターも中国への投資を増やしており、今後競争は一層激しくなる見込み」としている。
また、家電量販店も19.5%の伸びを見せ、4900億元規模に、スーパーマーケットも17.1%増の1兆2230億元、ドラッグストアも10.3%増の1500億元になる見込み。
(編集担当:福角やすえ)